しょうの自由帳

自由に生きる人のライフログにしようと試みるも書けないことが多すぎて企画倒れ

2015年の反省と今年やること<その3:長期課題>

 2016年になりました。ついでに先日23歳になりました。去年の反省と今年やることを書きます。

 

長期課題

最後は、特に目標はないが、長期的に続けたいこと、心の片隅で考えたいと思ったことを列挙したい。

自炊と運動

去年の記事はこちら

2015年、今年やること <その3:自炊と運動> - しょうの自由帳

長期課題といえばこちら。健康第一。宣言通り欠かさず自炊と運動ができた。基本ルーティンとして今年も続けていきたい。 

 

組織

 以前は仲間と会社を作ったり色んな仕事をして、ある種の「組織なんてクソくらえ」な思いを抱いて個人投資家になったのだけれど、やはり個人としての限界がすぐそこに見えてきた。加えてこの一年間で今までとはちょっと違うタイプの組織を目の当たりにして、色々経験を混ぜ合わせながら「こんな組織なら作りたいな」という像がでてきた。できれば今すぐにでも試してみたいのだけれど、個人投資家として一度やりきるためにも、組織にしてペイできる資金量を確保するためにも、資産をあと10倍にしてからの話だなと思っている。外部環境的タイミングも今はむしろ攻めより守りなタイミングだと思う。次の次の相場サイクルで実現できればなあという本組織化計画だが、今から知見を蓄え、想像妄想を続けたい。

 

世界一・マーケット一

投資の世界で顕著なのが、稼いでいる人に限って「この人は○○(トレード手法)に関しては少なくとも東証一、もしかしたら世界一だな。」といえるものを持っていること。不思議なことに、稼いでる人の間で手法は被ることなく、それぞれがそれぞれの領域でナンバーワンなのだ。

普通の仕事なら人間関係などが受発注の障壁を作るから、同じことをしていて稼げる人が複数生じるのは日常茶飯事。しかし投資は完全実力主義な社会だからか、卓越して稼いでいる人は共通してナンバーワンの領域を持っているように見える。具体的に挙げると、市場との対話力、購入タイミング察知力、仕手株波乗り力、無形財産把握力、スキャ力、空売り力、逆張り力、機関投資家情報収集力、決算前後需給読解力、IPOトレード力、法的リスク引受力、アホールド力、ターンアラウンド株投資力、成長株投資力etc. (その他多数。それぞれみんな知ってるかもしれない某氏を指しています)。錯覚かもしれないがそう見える。

自分に目をやるとナンバーワン領域はまだない。愕然。飛躍するにはどこかでナンバーワンにならなきゃな、と最近意識している(目途はたっていない)。

 

投資の未来

情報の非対称性が崩れまくって、ネットトレードで個人投資家がこれだけ跋扈して、HFTが市場をぶっ壊して、ユニコーンが出てきて崩壊しようとしてて、金融政策も緩和しきっていて、なんか色々「やりつくした」感はあって、既存の枠組みから得られる果実・期待収益はどのくらい残っているのだろうと思うことはある。Bitcoinが出てきたのもあるが、そろそろ既存の宇宙の法則は通用しなくなって「世直し」や「ふりだしに戻る」があって良い気がする。法定通貨の崩壊とかそんなレベルのパラダイムシフトがあるかな、なんて。
どういう未来が待っているのかは想像できないし、今からヘッジすることは不可能に近いけれど、変化に備えてすぐに動ける自分であり続けたい。

最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である。

 

よく目にするけれど、重い言葉です。それと、2年近くずーっと言い続けてきているがBitcoinは持っておきたい(今できる最良のヘッジ)。

 

しょう

2015年の反省と今年やること<その2:ナンパ>

2016年になりました。ついでに先日23歳になりました。去年の反省と今年やることを書きます。

 

ナンパ

反省

去年の記事はこちら

2015年、今年やること <その2:ナンパ> - しょうの自由帳

迷っていたけれど、やはり今年1月よりナンパ再開します。具体的には毎週金曜夕方と土曜一日は(用事がない限り)ナンパに使います。

 こうは書いたけれど、あまりにナンパができず仕舞いだった。「用事がない限り」とプライベートや友人関係を優先する生活をしていたら用事がありすぎてナンパはあまりできなかった。

スタイルはストリートナンパ。もちろん弾丸即>即>準則の順で狙います。あまりにもブランクが長いので、最初はスト値低い人でもなりふり構わずゲットする方針とします。

 こちらもダメ。一瞬ランク落としたりもしたけれど、ランク落とせば数は取れるが、作業ゲーだし、対象が広がるから街で歩くだけでいちいち時間が取られる。それこそ時間の無駄遣い。そして何より生理的に「おえっぷ」となってしまうので、株で常日ごろ「おえっぷ」しながら週末も「おえっぷ」すると精神が持たなくなることが判明。「しがないサラリーマン」を自称するような方々にはナンパは刺激のバランスが取れてよいのかもしれないが、日々心臓に負担をかけている仕事をしていると過活動な感じがする。結局毎月何人かの「この人は!」という女性たちにアタックして月1くらいでゲットして今年を終えてしまった。

 

シンガポールでナンパ

更に10月からシンガポールに移住して環境が激変。今後の方針はこちらに書いた。

シンガポールナンパ作戦(2015年度版) - しょうの自由帳

年末年始に思案した結果、ストリートでの作戦を更に修正して以下の方針でいくこととした:

・帰り道/買い物中等の「ながらナンパ」をする

・土曜日は家の中での「ナンパ小技稽古」に専念する

 

シンガポールは綺麗で若い人が少ない。遭遇確率が低いからストナンの時間効率は低い。ナンパのためだけに外に出るのはあまりに時間の無駄。また、貴重な機会をなるべく高い確率でモノにするため、ナンパ師のバイブル『THE GAME』よろしくお稽古に専念することとした。声かけやルーティンのロープレだけでなく、NLPや即興ゲーム、マジック含めた小技を身につける。月3~4個のペースで練習と実戦を繰り返し、年度末には15~20くらいの小技が現場での応用実戦も含めてマスターできていると良い。あまりに覚えが悪かったら下方修正かも…。

 

それにしても、未だにナンパで一番最初にゲットした子が容姿・性格の総合力でナンバーワン。彼女以上の女性をゲットできていないのは大問題。数だけ重ねて成長できていない。容姿だけなら彼女以上、性格だけなら彼女以上、能力だけなら彼女以上というのはいたけれど。

サンプルはかなり溜まってきたので「自分はどんな人と一生をともにしたいか」という具体像は明らかになってきた。年齢的にも「この人なら」と思える人をゲットできたら結婚して良いと思っている(大真面目)。

 

しょう

2015年の反省と今年やること<その1:株式投資>

2016年になりました。ついでに先日23歳になりました。去年の反省と今年やることを書きます。

 

去年の反省と今年やること

今年やることはズバリ、「去年と大枠は変わらない」です。去年までは一年経つと環境・目標・行動が様変わりしていたのだけれど、今年こそは人生初の去年からの苗をじっくり育てる年になりそうです。落ち着いたのはいいことだ。したがって去年の活動の反省も交えてお話しします。なお、居住地はこの一年で京都→東京→シンガポール変遷。海の向こうまで流れついてしまいました。

  

株式投資

反省と目標

去年の記事はこちら

2015年、今年やること <その1:株式投資> - しょうの自由帳

 

 

 1年間、株式投資に関しては集中して取り組めたと思う。最初は東京で活動していたのだが、10月にシンガポールに移籍。パフォーマンスは途中で運用額が4、5回大きく跳ねたので計算不可能。

 

去年の記事ではこんな抱負を掲げていた。

スタイルはスイングトレードデイトレードの両輪でいきます。テーマは「マーケットメーカーのダイナミクス」。マーケットを支配する機関投資家がそれぞれ何を考えてどのように動いているのか、そして全体としてどのような需給となるのか、弱小個人がどのようにカモられるのか。これをひたすら推論し、感覚でなく論理で(短期)需給を説明できるようになりたいと考えています。ザラ場ではアクティブにトレードし値動きを感覚レベルで体感し、ザラ場外で色々な素材をもとに考察を深めてゆく所存です。

この「マーケットメーカーのダイナミクス」については常に意識してきただけあって多くの知見を獲得し、トレードに反映できた。自分に及第点をつけたい。自分の投資スタイルの根っこの部分(自分はこういうトレードならできる!)はかなり固まってきたといえよう。それにしても「わかる」と「できる」は違うもので、

手法を着想する
→市場でその手法を使うべき局面に出くわすも後から気づいて猛省
→今度こそはと実際発注ボタンを身構えると怖くてできない。できない自分を猛省
→三度目の正直でできるようになる

という調子でこの1年間で学んだこと全てを実戦で活かせるになったのは12月頃。

 

これを踏まえた今年の目標は以下の通り:

・去年得た知見から得られた手法(体系)をミスなく確実にできるようにする
※手法の使い時・選び時の判断も含む

・テーマ株トレードを身に着ける
※去年のやりのこし課題

・米国市場に本格参戦し、日本市場と同じ感覚でトレードできるようにする
※資本主義が続く限り、基本的には米国市場が一番やりやすいと考える

 

この3つに集中したい。ロット管理やロット管理や銘柄分析や連想力など、他にも課題は山ほどあるが、とりあえずこれらが最優先課題。

 

現状:自信をもつことと誤りを認めることのバランス

去年一番意識せざるを得なかったこと、今年一番意識するだろうことは間違いなく「自信をもつことと誤りを認めることのバランス」である。

ある銘柄に投資して、カタリストの時期も含めて業績と株価推移のシナリオをたてるも、予定通りのカタリストと業績に対し株価がついてきてくれない。とある変化(たとえば下方修正)にベットしてトレードするも、一時的に逆の値動きをし、どこまで損するのかわからない。今にでも本来の方向に動いておかしくないのに…。

想定と結果が違うならばもちろん自分を疑うのだが、疑った結果自分を信じ続けるのか、誤りを認めるのか、この分岐をどこでどのようにやるかが非常に難しい。値動きが悪かったら強制的に閉じるのか、値動きが良かったら多少甘めに握るのか、など。どこでどの線を引くのかはすごく難しく、これが決定的な差を生む。たとえば値下がりが損切りの警告になるか、安く買えるチャンスになるかという正反対の行動を生むのだから。

「少しでも思惑から外れたらポジションを閉じれば良い。不安なポジションは持つべきでない。」

この指摘は尤もに思えるが、世の中チャンスは無限だが意外と少ない。「全て思い通りにならない限りは切る」式のガラス細工のようなトレード方針では身動きが取れなくなるのだ。細かい想定外(日中の些細な値動きなど)を含めれば、持ち続けられる株はなくなってしまう。しかも不安でポジションを切りたくなるような値動き、情報が飛び交う機会に限って大きな収益をもたらすのだから更に厄介。ベストトレードと損切りは本当に紙一重だ。

自信と誤りを認めることの難しさは、もっと大きな枠組みにも言える。自分にデイトレードの適性がないと諦めるか、もうちょっと続けてみるか等といった悩みは尽きない。事業も株も、トレード手法も、損切りや辞め時は大事といわれるがこれはすごく難しい。「最後の一掻き」が足りないだけで成功は目の前なのかもしれない(そしてたいてい「最後の一掻き」が他者を出し抜いて圧倒的成果に繋がる)。一方で自分は徒労をしていて、いつまで経っても報われないのかもしれない。

この境界線で自分はいつまでも揺れていて、どう取り扱えばいいのかわからずもがいている。今年もきっとそうだろう。

 

しょう

RPGとしてのトレード、勘を飼いならすこと。崩れかけた型を直すためのメモ。

最近相場を張っていて「型」が崩れてきたというか、身体をうまく動かせていない感覚がつきまとっていて、実際機会を見逃してばかりで全く資産が増えない状態だった。そして昨日ついに機会を逃すどころか普段やらないトレードをして一発で大損をしてしまった。これはマズイと思って心の整理をすることにした。

 

トレードはロールプレイングゲームである

「トレードとは○○である」という意見は色々あるけれど、自分にとってトレードはRPGだ。

  • 相手は有限のパターンの組み合わせで戦ってくる
  • 自分は使える技の種類と技の習熟度を上げることでレベルアップする
  • 相手の戦略を読んで適当な技(あるいはその組合せ)を選択してお金を奪取する

もっとしなやかに、格ゲーのようにトレードをプレーする人もいるだろうけれど、頭の回転が遅い自分にとってはこのようにRPGとして捉えるのが合っている。

なお、「レベルを上げて物理で殴る」は巨大な資金で浮動株を吸収したり、買い上がったりする行為が該当するだろう。

 

トレードはRPGなので、習得していない技は本来使えないし、使おうとしても「(からだが)いうことをきかない」で相手のターンになってダメージを受ける。あるいは相手に効かない技を使っても「こうかがないみたいだ…」で撃ち返される。自分は今どの技を使えて、この時この相手ならどの技を使うのが有効なのかをわきまえてトレードする必要がある。もちろん新しい技にチャレンジすることは重要だが、勉強やトライアルなしにいきなり本番で使ってはいけない。あくまでアルファがあることが確認できてから使うべきだ。

 

勘を飼い慣らす

以上のように、使い慣れた技を作戦をねって計画的に実行しながらも、細かい執行のタイミングは自分の勘を信じたい。過去の記録をたどっても、「計画的なトレードの最終執行に限っては」勘エントリー/エグジットがベストタイミングになることがほとんどだ。逆にここを勘で行えなければタイミングを逃して乗れずに憂き目を見ることになる。

しかし、この「勘」というのがやっかいなのだ。最終執行を勘で行うものだから、だんだん「勘で全部いけるじゃないか」と脳みそが解釈して、技の作法を飛ばして直感トレードをし始めたり、思いつきを過信してトレードしはじめたりしてしまうのだ。勘の侵蝕。自分の型崩れの原因はこれであったと考えている。勘は頑強な基礎の上において成立する。

 

ちなみに、シンガポールへ移って日米両市場+アイデア次第で世界中どこへでもなトレードを始めてから人間的な生活ができておりません。20代を捨てに行ってます。よくない。

 

付録

今の技(アルファが確認されている)

  • 決算前後トレード
  • ファンダ材料初動トレード
  • IPOトレード
  • テクニカル・ファンダ・地合い総合スイングトレード
  • インデックスリバランストレード
  • 親子トレード
  • レーティングトレード

→本番で利用しながら継続的に熟練度の向上を図る

 

今後身につけたい技

  • テーマ株トレード
  • セクター内比較トレード
  • 一部昇格トレード
  • 優待意識トレード

→空いた時間で調査研究、バックテスト、トライアルをして身につける

 

一度身につけたが選択と集中で「わすれた」ことにする技

 

しょう

シンガポールナンパ作戦(2015年度版)

シンガポールに来ました。ナンパをする上では想像以上に過酷な環境。そもそも可愛い子が少なすぎて、やる気げんきがでません。そんなシンガポールでナンパ師として生き抜くために、色々模索中。

 

ストリート

可食範囲が広いなら別だが、シンガポールで街に繰り出して女の子を見つけるのは非常に効率が悪い。だからナンパのために街に繰り出すことはやめた。今は繁華街に家を借りていて、徒歩通勤なので、帰り際に可愛い子がいたら声をかけるなど、ながらナンパだけにしている。

ストリートナンパにおける声掛けで、重要なことに気づいた。それは僕が英語ネイティブではないということ。伝えたい情報を直接伝えるだけなら英語で十分だが、ナンパで必要なウィットの効いた話術はできない。慣れるまでは応急処置が必要になる。
一つ目が大変原始的な「日本語で考えて英訳する」方法。イングリッシュなウィットは効かせられないが、自分が英語で考えて発する英語よりはウケる会話ができる。声掛け前にある程度日本語で声掛けや展開を考えよう。
二つ目が直接法のトークスクリプトを暗記する方法。誰にでも使えるような、直接的な声掛けトークを英語で考えて用意しておく。

これはあくまで声掛けしてオープンするまでの話です。オープンしてからの英語はパターン化しにくい。ここは慣れるしかない。慣れるしかないが、一度オープンできたのならガサツな英語でも平気だろう。とにかくオープンさせることが大事で、オープン確率を上げるには上のような工夫が必要と感じた。

 

クラブ

シンガポールにもクラブはあり、誘われて何件か回ってみたが、やはり可愛い子は少ない。そういう国なのだ。そもそも生活リズムが崩れるクラブは苦手なので僕はやらない。

 

ネット

Tinderをはじめとする出合い系アプリは使うべきだろう。もちろん可愛い子は少ないのだが、街よりは遭遇頻度が高いし、チャットだけなのでとにかくコスパが良い。

 

日本人

シンガポールには強い日本人のコミュニティがあるから、これも出会いの場になる。中には20代前半の女性も多少はいるのだが、いかんせん村社会なので、男女関係は決してもたないようにしている。あらゆる情報がすぐに出回ってしまうので、絶対におすすめしない。

 

紹介・人づて

ローカルや日本人以外の外国人経由で知り合いの輪を広げて、美人にたどり着く方法。日本ではストリートナンパの効率が良すぎてあまり利用しない手法だが、シンガポールはストリートナンパの効率が低いので、相対的にこの手法が浮上する。僕はそもそも英語ネイティブではないので、英語の砕けたコミュニケーションに慣れる、話し上手になれるなど、たとえ出会いがなくともホームパーティや合コンを通じて得るものは大きい。

ローカルの大学に通う子とCAとに知り合えたので、彼女経由で輪を広げようと画策中。コンドにはたいていBBQピットがあるので、ホームパーティがやりやすいだろう。たこ焼き器、亀仙流Tシャツ、和服など日本っぽい小道具を揃えておくとさらにウケるだろう。

 

まだまだ模索中。適宜アップデートします。

高校を卒業してから株に出会うまでのお話

高校を卒業してから株に出会うまでのお話。コメントで質問をいただいて、エントリー化しました。

 

起業したいと思う

高校受験も近づくと、色々将来のことを考え始めます。僕の場合は身近にモデルがいて、起業したいと思うようになりました。祖父も父も起業家(事業家)で、二人は対極でしたが、どちらも楽しそうに人生を謳歌していました。祖父は仕事一筋な人生、父は不労所得とまではいかないものの余裕があって家族や友達を大事にする人生。「雇われるなんて息苦しい。自分で稼いで思うがままの人生を送るんだ。」と考えるのは自然でしたし、他の親族にも無職はいましたがサラリーマンはおらず、「雇われるなんて」という雰囲気がそこはかとなく流れておりました。

しかし、そう思った頃には時すでに遅し。何せうちの高校は高3の11月までは文化祭に集中するので、人生についてゆっくり考えたのは高3の12月。出願も終わってセンター試験前です。ここまで来たので軌道修正する間もなく、とりあえず出願した大学に入学しました。本試験が終わってから入学までの間は商売してみようと思って、フリーマーケットで仕入れたアニメグッズをeBayで売ったり高校の参考書をアマゾンで売ったりしていました。

 

起業する

大学1回生。京都大学の理学部に入学したものの、もはや勉強へのやる気はゼロ。卒業までに与えられた四年間でいかに自分で稼げるようになるかが自分の中でのミッションでした。技術があればいいのかとプログラミングに手を出したり、どうすれば稼げるのだろうと大学の起業プログラムやインターンに参加してみたり、手当たり次第でした。プログラミングはあまりにも拒絶反応が出るので途中で挫折。学校の起業プログラムは地に足がつかないというか、事業計画して終わりというか、本当に稼ぎたいと思ってる人がいない感じだったのでそっと距離を置きました。これにて1回生終了。

大学2回生。参加したインターンの前年度参加者としてお手伝いをさせてもらううちに、採用イベントの請負とか小規模採用の会社に人材紹介をすれば会社になるのではということで、というか仲間うちでそんな流れになって起業しました。あっけなかった。起業はしたかったけど、「こいつらと起業してやるぜ」なんて思ってはいませんでした。でも会社になっちゃった。自分が起業したいと思っていたから、そういう嗜好の仲間を無意識下で選んでいたのかもしれないですね。3回生は東京でこの会社に専念したいと思ったので、2回生の後期は頑張って単位をとりまくって、卒業研究を除いた全ての単位を取得しました。晴れて自由の身になりましたとさ。

 

会社をはじめて、やめる

大学3回生。東京に引っ越して働きました。かなり頑張りました。でもちょっと違和感。意見の食い違いが多くて、ストレスフル。週1で合う分には問題なかったけれど、同棲し始めると一気に険悪になるカップルみたいな状態でした。しかも営業がメインの事業形態なものだから、当時著しくコミュ力のなかった自分はあまり能力を活かせてない印象もありました。「諦めていいのか、諦めるからうまくいかないのではないのか」なんて迷った時もあったけれど、やっぱり合いませんでした。離職。

大学4回生。振り出しに戻ってしまいました。就職活動もちょっとしたけど、どうしても嫌でした。自分で稼ぎたかった。卒業まで残り1年だけれど、卒業研究をこなしながら京都で色々始めました。一つはブラジル関連の仕事。大学の知り合いづてでなんとか現地の商工会議所の方や事業家につながって、炊飯器と電気ポットの輸出を試みました。もう一つは採用系の仕事リトライ。学生団体を作って、仲間と一緒にワークショップやイベントを開いて参加者や協賛企業からお金をもらう仕事をしました。三つ目が株。これは「自営業は弱い存在だから収益源は複数なければならない」との考えで副業的に始めました。

3つを同時並行で進めたのですが、半年たった秋口にはブラジルの仕事と採用の仕事は収束してしまいました。やっぱりしっくりきませんでした。僕はチームワークが向いてないのだと思います。それと動機が不純でした。「稼ぎたい」としか自分は思ってないのに、「ブラジルは可能性がある」とかいう綺麗事を自己催眠かけて話ししていたようなもの。稼ぐことに対して最もストレートなアプローチである株式投資/トレードに惹かれ、熱中するのはある意味必然でした。

 

株で生きると決める

株は本当に面白く、今までにないハマり具合だったので、株で生きていくことに決めました。なぜ株が面白いのかという理由までかくと長くなるので書きません。とにかく好きなんです。

兼業投資家→専業投資家になる方の多くは、十分な財と経験を積んでから「もう株で生きていける」と確信をもってから仕事をやめて専業化することが多いと思いますが、僕は今のところ逆です。経験も浅く、株で生きていけるかわからないけれど、好きだから投資家/トレーダーをやっています。なお、大学院卒までは親が金銭的な面倒はみてくれるという恵まれた環境があることも大きいです。これはラッキーとしかいえないけれど、与えられた幸運は遠慮せず最大限活かして他の人がなかなかとれない行動をとっているつもりです。

 

以上。このように「自分で稼ぐ」という軸で色々なものに首を突っ込んでは辞め、首をつっこんでは辞めを繰り返す中で、本当に熱中できるコトがやっと見つかりました。投資で稼ぎ続けることにまだ確信はないので、「卒業までに与えられた四年間で自分で稼げるようになる」という目標は達成できませんでしたが、とりあえず「転んでも立ち上がって続けたいこと」ができて良かったです。今までの自分は転んでは泣きべそかいて逃げの連続でしたから。

 

しょう

シンガポールに行く話

シンガポールに行くことになりました。税金的な意味で最低5年。前々から検討はしていたのだけれど、一度に5個位のキッカケが重なって、「もうこれは行けってことだな」と感じて決断。ほんとは9月中旬に行く予定だったのだけれど、書類の訂正を何往復もさせられたり、人間的なトラブルもあって予定がだいぶ遅れてしまった。9/23にやっとIn-Principle Approval Letterという「6ヶ月以内にシンガポールに来てEP(労働許可証)を取りに来てください」という書面をもらって、当面の住処を探している最中。

移住って簡単なんだね。建前上、労働許可証を取るには雇われ先が必要で、給与も高額でないと認められない。けれど代表者や住所の名義貸しや会社設立手続きを代行してくれるブローカーが現地にわんさかいて、 オンラインのやりとりだけで全部済んでしまう(日本人のブローカーはローカルブローカーの倍くらいの料金設定なので注意)。

尤も、自分の場合は祖父が長いことシンガポールに住んでいて、至極全うな移住になるのだけれど。

 

シンガポールに行って何をするか。基本は変わらない。株とナンパと日課。それだけ。これらを思う存分やれれば人生満足。恵まれた環境に感謝。

 

引き続き個人と機関の間みたいな立ち位置で日々精進。ただ、運用額がちと大きくなるので、今までの運用はお遊びでこれからが本番なニオイ。また、トレード環境や周囲の人間も変わるので、トレードの時間軸は長くなるだろう。PEに近いような、少し特殊な手法も学ぶことになる。

正直緊張しているし、資産の配分もちゃんと考えなければならない。今のように日本株と日本円だけでいいはずがない。イメージとしては、不動産は現状維持し、残りをプロジェクトX部門米国株部門日本株部門で均等割りする感じ。市況が市況なので、各部門の1/3くらいは当面キャッシュポジションになると思う。プロジェクトXは秘密です。株式は日本のオンライン証券は使えないので、IB証券を利用することになろう。 

色々考えると一人で出来る範囲を余裕で超えているので人を雇いたいところだが、こういう自分や家族の資産管理って他人任せにできないのよね。固定給で良い人材が採れるイメージが全く沸かないし、成果報酬は癪に触るというか(額が小さいから大した成果報酬にならないことも問題!)。しかも本当にデキる人は僕みたいな株への情熱だけしかないド下手若造のところに来ないでしょう。たとえ僕が若造でなかったとしても、本当にデキる人は独立していることでしょう。「それでもしょうさんと一緒にやりたいです!」みたいなことを言う人が現れるほどの人間性は僕には皆無だしね…。

「これはもう身内にデキる人を入れる他ない!」と思うから投資の才能がある人、いやそんな贅沢はいわないから英語ができて好奇心旺盛な女性と結婚してアセットマネジメントな夫婦生活を送りたいと最近本気で思っている。現時点では本気です。

 

ナンパ

これ、大問題。シンガポールには可愛い人が絶望的に少ないのよね。シンガポール人女性を賞賛する男性の声があったら教えてほしいくらい。確かに化粧薄いのは一因だけれど、でも化粧しているしていないとかそういう次元の問題じゃないのよ。素材の問題。数少ないチャンスをものにするスナイパーになるしかないね。声かけたときの反応は過当競争の日本よりはマシだろうから、勝率でなんとかする。モチベの維持が一番の問題か。そもそも生まれつき(?)あんまり性欲ない中、株に取り憑かれて更に性欲ないし、声掛け対象も減るというトリプルパンチにどう立ち向かうか。

もう一つの問題は英語。そりゃ英語多少は話せるけど、ネイティブではないから日本にいる時みたいな軽快なトークはできない。文化や背景が共有されてないからあるあるネタや共感ネタも話しづらい。トークが武器にならないなら苦手な立ち居振る舞いで補うしかなく(苦手なので補えないだろう(泣))、辛酸を嘗める期間が長くなりそうだ。とにかく自分の熱を伝えるしかない。

 

日課

時差の関係で日本のマーケットが朝8時にスタートする。朝ランは続けられなくなるかもしれない。現在は日本の9時スタートのマーケットに対して6時起きでランニング、シャワー、朝飯、寄り前準備をこなしているのだけれど、すでにカツカツ。これを5時起きにするとNYのマーケットに参加できなくなる。引け後にリフレッシュで運動するのが現実的か。自炊は引き続きやります。

 

 

こんな感じでシンガポールに住みます。正直投資家的にはシンガポールは今がピークでオワコン化しつつあると思っている。なぜなら日本でよくシンガポールマンセーな論調を見かけ、多くの人がマンセーしているから。マリーナベイも一通り開発されて、今がピークでしょ感しかない。ここからは下り坂。残すは非常に優秀なシンガポール政府に期待を託すのみなんだけれど、もともと評判があまり良くなかった所にリー・クワンユー死去が重なってどうなることやら。とりあえず先日の選挙は勝ったものの、政権維持のために国民優遇、外国人冷遇をせざるを得ないがそれをすると経済成長ができなくなるなんてガンジガラメになる可能性は否定出来ない。まさに今が分岐点だし、ほんと天井臭がする。日本よりはマシだと思うけど。

 

でも残念ながら僕にとって今ベストな選択肢はシンガポール。「天井臭」とか「残念ながら」とか書いたけど結構いいところですよ。常夏(最重要)で、ちょっとヘイジーだけど天災はほとんどなく、意外にも緑が多くて広々とした街づくりで、東南アジア諸国へのアクセスがよく、飯も美味しい。仕事をする上でも人材は集まっているし、めんどくさい商習慣や手間もなければ、税金も格安。なんていい国(天井臭)!