しょうの自由帳

自由に生きる人のライフログにしようと試みるも書けないことが多すぎて企画倒れ

エンジェル?投資その2

前回とはまた別のプロジェクトが始動。

シンガポールに帰国した直後に以前から話をしていた友人と投資前提のプロジェクトをスタートした。現在は毎週日曜日に話し合いをし、来年以降の事業化を目処に調査活動をしている。相手は大学時代に一緒に会社を立ち上げてしばらく頑張っていた人。こちらは上場希望はあるけど夢がでかいのでこれも多分永久保有かな。以下経緯。

大学時代に会社を立ち上げた(その会社は今も続いている)のだが、創業メンバーは1人を除いて全員会社を離れている。その中の1人が今回の友人。彼はとある会社に所属しているのだが、ゆくゆくは独立すべく色々動いているようだ。独立時に一緒に働く人を口説くのもその一環らしく、幸い自分も彼の口説き対象に入っていた。彼は数ヶ月に一度仕事でシンガポールに来るので、その時食事をしながら仕事のあれこれや彼の目標等を去年から何度か聞かされた。

そろそろ感(遅すぎたら彼が別の人と組みかねない、早すぎても途中で熱量が落ちる)があったので、1月に彼が来星した時に「すぐにでも事業立ち上げに向けて動き初められるなら一緒に立ち上げをしよう。ただし漠然と考えるだけなら乗らない、今すぐプロジェクトが動くなら乗る。」と話した。最初は「今?すぐ?やるの?!?」という目をされてしまったけど数秒後には決意したようで、独立までの間お互い仕事の合間をぬって立ち上げ準備をしている。今は調査段階なので調べ物中心。前回の投資と違って目標がハッキリあるので、綿密に調査した上である程度戦略的にいこうと思っている。

正直なところ、彼に投資しようかどうかは迷った。前回の投資は自分の中で「見えた」ものがあり、直感だが成功を信じることができている投資。今回は信じきれていない。理由は夢は大きいのだが「つきぬけた馬鹿さ」が感じられず「口だけ」に見えなくもないため。坂本龍馬孫正義などのわかりやすい武勇伝に興奮して自分も"抽象的"で"大きな"夢を抱くものの、自分で事業を興す等の行動が伴っていないタイプ。「時価総額世界一!!」とか「人が成長するのをみるのが喜びなんです!」とかね。今回だって「動こうぜ」と誘ったのは俺の方だ。それにいざ「じゃあどんなことやろうか」と問うと出てくるアイデア自己啓発系だったり出会い系だったり。「駄目なパターンの典型じゃないか!!!」と自分は思う。

確かに上記のような人物が失敗する、または何もしないのはもはや「あるある」といえるレベルであり例を上げれば枚挙にいとまがない。それでも投資したのは彼に「諦めない心」があるから。「諦めない」っていうのはただ単に2012年に会った当初からずっと野望を口にしていて諦めていない、というのもそうだが何より仕事における粘り強さ。この「諦めない心」があるから少なくとも途中で腐ったり、投げやりになったり、諦めたりはしないんだろうなという安心感があるし、この点は凄く尊敬している。

ホントは「【野望】×【主体性】×【諦めない心】全部あって大成功」というのが自分の考えなのだけれど(今回は主体性△)、人脈は有限だし特に自分は少ないから仕方ない。これに近い人がいたり、自分が尊敬できるポイントがあればどんどん投資する。そもそもさ、「彼は主体性が△だー!」とか偉そうに評価しているけど、自分が人を完全に正しく評価できるほど器が大きいとも思わないし。なお余談だが、人には投資するけどビジネスモデルや技術そのものには今のところ投資しない方針。たまに話しが持ちかけられて検討したこともあったけど結局は断っている。

 

ちなみにまだ資本は注入していない。そもそも調査段階なので会社すらできていないし。そこは大学時代からの友人、一緒に修羅場をくぐった仲ということで信用して今はまだ詰めた話をしていない。万が一、兆が一裏切られたとしても調査段階では時間的損失も限定されているし。ただ、会社設立・出資フェイズではやや揉めるかもなあ。
共同出資で共同経営ならいいのだが、「単に出資するだけ」となってしまった場合が厄介なんだよね。しかも俺は日本には帰れないが、相手は日本で起業するのがメインシナリオだからそれが十分ありうる。でもこの点今から話し合いして口約束したとしても結局はなるようにしかならないから意味ないんだよな。唯一にして最大の悩み。