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しょうの自由帳

自由に生きる人のライフログにしようと試みるも書けないことが多すぎて企画倒れ

【株の反省】需給とは何か。需給を形式知化してトレードの収益期待値を上げる

株価は需給が決める

株価は需給によって形成される。ファンダメンタルズやテクニカルは、あくまで需給と相関の高い指標でしかない。これはちょっと考えれば当然のこと。株の時価は売買によって決まるのだから、それは需給そのものである。
 
だから理想的なトレーダーは各銘柄に対しての需給を完全に把握しているトレーダーだ。しかし、そんなトレーダーはどこにもいない。なぜなら需給というのは目に見えない4次元立体のようなもので、それを射影した3次元の姿や2次元の姿(=需給の構成要素)を見ることはできても、需給を直接認知することはできないからだ。
 

需給を知る

では、トレーダーは需給をどのように「観る」のか。ひとつの方法はファンダメンタルズやテクニカルをといった「目に見えてわかりやすい」指標を使うことだ。これは初心者でもできるし、上級者もその指標の使いドコロや有用性、相関性を日々検証しながらうまくこうした指標を活用している。
 
もう一つの方法は相場の雰囲気や値動きといった「わかりにくい」感覚的なシグナルだ。たとえば、市場全体の動向を掴むことを考える。Twitter上のつぶやきの気配や指数の動き方、注目されてる個別銘柄の値動きとかを見て、ほとんど直感的に買い優勢か売り優勢かが脳裏によぎる。これは凄くかすかな脳波というかシグナルである。これが曲者である。この脳波はキャッチすることも難しいし、キャッチ出来たとしても論拠に乏しい直感にすぎないので、これを信頼して売買の執行に踏み切ることは相当難しい。しかし、この直感は往々にして「当たる」のだ。
 

アカギかニセアカギか

才能あるトレーダーは自身の直感に全幅の信頼を置いてトレードし、素晴らしい成績を残しているのだろう。元ゲーマーや元パチプロのトレーダーはそういう才能があるのだろう(と勝手に僕は考えている)。しかし、僕にはその才能がない。僕は直感力は低いとは思っていないが、頭の回転が鈍く、直感に頼ったとっさの判断が本当に苦手だ。たとえばダンスなどリズミカルな動きが下手。コミュニケーションにおいても「アドリブ」ができない不器用な人間。災害や事故などイレギュラーが起きたらまず最初に死ぬタイプの人間だ。これは、僕が行動に移す前にどうしても頭で理解するまで動きをためらってしまうからだ。
アカギでいえば、元ゲーマーや元パチプロの才能あるトレーダーはアカギたる素質をもっている。僕は頑張ってもニセアカギ(平山幸雄)だ。

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アカギ

 

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ニセアカギ
 

ニセアカギを目指す

でも逆にいえば、頑張ればニセアカギにはなれるし、相場の世界ではニセアカギでも十分勝てると考えている。ニセアカギの闘い方はこうだ。「こういう状況ならこうなる確率が高い」という定石を事前に大量にストックし、定石に則って淡々と売買を執行するのだ。あらゆる売買は定石に則った想定内の行動だから、僕みたいな柔軟性にに欠け、とっさの判断ができない人間にも実行可能だ。だから僕のトレード人生は定石のストックと精緻化を日々こなすものになると思う。
 
たとえば、「持ち合いからブレイクアウトした銘柄を買って、急騰あるいは過去2日の安値を更新するまでホールドする」というルールで銘柄を買うとしよう。これは過去の自身のトレード経験や記録、先輩トレーダーの知恵などから導いたルールである。一時期はこれで勝つことができていたが、だんだん勝てなくなってきた。理由を検証すると、地合いが悪い時にはブレイクアウトしても上昇が持続しないことが多いからだとわかった。従って「地合いが良い時はスイングするが、悪い時はデイに留める」とルールを修正する。
あるいはある銘柄が「5分足5本分の移動平均線乖離率が50%を超えると必ずすぐに押し戻される」というクセがあるとしよう(銘柄による一定のクセは必ず存在する。アルゴが跋扈する現在ではその傾向はかなり強いはずだ)。そうしたら、「この銘柄の移動平均線乖離率が50%を超えたら買い/売りを執行する」というルールを加筆する。
 
このような加筆修正、すなわち改善を繰り返して勝率や勝ちパターンの数を向上させ続ける。イメージとしては、日々相場を見る中で時折感じる「直感」という暗黙知を記録して、その背景を探り、形式知化し続けるのだ。これは需給の形式知化ともいえよう。これは地道な作業で、しかも今現在は収益率は低く、間違ったルールを適用することもあり、損失も大きい。しかし、改善を繰り返す毎に確実に収益率は改善している。一歩一歩改善すれば今は微益でも将来期待されるリターンは計り知れない。今は精神的に我慢する時だ。
 
しょう