しょうの自由帳

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【株の反省】逆張りデイトレードにおける転換期の読みと銘柄選定、撤退判断(2014/11/7、ケネディクス、アイフル、ミクシィ)

各論だけれども、大事なことなので今日もデイトレードの反省をしたい。

 

1.転換期の読み

逆張りデイトレードをするにあたり大事なのが、値動きの転換期を察知することだ。このプロセスは2つ。

  • 転換前の売買代金減少や株価下げ止まり/上げ止まりを読み取る
  • 実際に転換の初動を察知し、入る

下げ→上げ転換は前場9:10~10:30頃に起きやすく、上げ→下げ転換は前場10:30~11:15や後場14:00~14:45に起きやすいので、これも判断材料になる。さて、今回はこのような判断ができるタイミングが一斉にかつ複数あった。

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金融緩和どまんなか、ケネディクス、いちご、アイフルアコムだ。前場9:40くらいに底入れして急騰、前場10:20頃に天井をつけて急落。実はこれらのタイミング、自分でも察知していた。「あ、これは下げ止まった。多少リバウンドがあるかもしれない。」、「お、上にしこりができたな、引けにかけてこれは落ちるぞ」と。

しかし、言うは易く行うは難し。いざ入ろうとすると、「もう一段底はないか」とか、「今のは押し目で天井はもっと上なのではないか」とか色々思案して、そんなこんなしているうちに方向性が定まってしまい、「高値づかみするくらいなら」と結局敬遠してしまう。

 

ここは考え方を変えなければならない。確かに不安はよぎる、だが、時間帯としてはリバウンド/反落があるドンピシャの時間帯であるのだから、10回トライしたら7~8回は成功する割の良い賭けなのだと。確かに例外は存在するかもしれないが、例外に怯えていてはいつまでもリスクはとれない。そして出遅れれば出遅れるほど、損益分岐点が厳しくなり、リスクは高まっていく。だから今後は、「ここで損したらそれは仕方ないんだ。」と解釈することにして、勇気をもって入ることにする。

それでも怖さが売買を許さないなら、いきなり1万株とかではなく、100株くらいから入ってリバウンドでINすることを条件反射でできるようトレーニングする。

 

3.銘柄選定、撤退判断

さて、前場が終わって後場。個人的にこんな予想もしていたので、アイフルケネディクスなどを空売り目線で監視。

 

やはり垂れてきた(上記チャート参照)、予想通りということで、売買代金のもっとも多いアイフルを2万株空売り@269円、14:27。しかし、その後なかなか垂れず、269円を一度も下回ることなく一度反発へ。引けにかけて利確/損切り売りが発生してもう一段底を見ると思い268円で買戻を指していたが、そんなことはなく272円で引け。最後は274円とかつけていたので、「なんとかこれで勘弁してくれ」という水準の272円で買戻し決済。-6万円の負けだ。

このトレード、正直いって入るポイントは間違っていなかったと考えている。前回で言う、例外の「仕方ない」パターンである。ただ、改善すべき点はあった。

 

3.1.銘柄選定

金融緩和銘柄、アイフルケネディクスアコム、いちごともに本流であることは間違いないのだが、本当のど真ん中(ファーストティア)はサラ金系ならアイフル、不動産ならケネディクスなのだ。アコム、いちごはセカンドティアといったところ。ファーストとセカンドで異なるのはホールドしている投資家の質だ。アイフルケネディクスには粘り強くホールドする本気の投資家が多いし、新規買い注文も多くなる。一方アコム、いちごは根負けしてぶん投げる投資家も多くなる。その傾向は上記チャートをみても明らかだ。今回のような利確/損切りフェイズでは流動性よりもこうした「投資家の質」をより優先して空売りをしかけるべきであったのだろう。

 

3.2.撤退の仕方

また、撤退の仕方も下手で、不必要に高値で買い戻してしまったと考えている。僕の考えは、「チャート的にはヨコヨコで厳しいかもしれないが、金曜後場、週明けから期待が大きかった金融緩和銘柄の垂れなのだ。後場に大きなぶん投げがあるだろう。」というものであった。だからヨコヨコっぽいチャートでもできるだけ最後の1分まで引っ張りたかったのだ。

しかし、本来はチャートをより信用すべきだったのかもしれない。具体的に言えば、ジリ下げトレンドでは何度か小さな底打ちとリバウンドがみられるが、直近の底打ち価格が前回の底打ち価格と比べイーブンかそれ以上なのであれば、「底値は堅い」と判断して撤退すべきだったのだろう。今回のアイフルはまさにそれで、後場の底値はイーブンである(一方、アコムは底値切り下げの様相)そう考えると、少なくとも270円くらいで買い戻すことができ、-2万円の損失で済んだはずだ。

間違った判断をして損失を被るとしても、「うまい転び方」というものが存在する。大きな利益を取ることも大事だが、今後は損失を最小限に抑える受け身の手法も磨いていかなければならないと実感した。

 

しょう