【株の反省】11/5、11/6新興・IPO銘柄に見る典型的な資金循環
デイトレードやスイングトレードにおいて強く意識すべき点の一つとして、資金循環がある。その典型的な事例を見ることができたので、ビクついて入れなかった自身の反省も兼ねて記したい。
10/31に追加金融緩和が発表され、相場が活気づいたが、その日と翌週明け11/4まで注目されていたのは金融緩和銘柄(不動産、金融)と大型銘柄であった。まことに正直な反応である。しかし、11/5、11/6になって、今までむしろ売られていた新興銘柄が活気づいた。金融緩和銘柄や大型銘柄の上昇が一段落したので、資金がこれらの銘柄に流れたのだ。
まず11/5。この日の前場はまだ金融緩和に盛り上がりが残るものの、ミクシィやサイバーダイン、ブロッコリーなど本流銘柄が上昇傾向で盛り上がっていた(実は11/4からブロッコリーなど予兆があった)。他にも、今まで一貫して下落トレンドで、盛り上がりのかけらもなかったクルーズやじげん、ソディックまで活気づいていたのが印象的だ。
ミクシィ(9:40~)
ブロッコリー(9:40~)
クルーズ(9:10~)
ソディック(10:20~)
じげん(10:50~)
前場からの盛り上がりを決定づけたのは直近IPO銘柄のオプティム。一段高からのストップ高だ。これも直近IPO銘柄ということで個人投資家には人気が集まる銘柄だ。なお、オプティムの上昇にはいち早く気が付いたのだが、注文する前にツイートを優先し、初動を取り逃すというアホの極みをやらかしている。脊髄反射でINできるようにならなければトレーダーとして次のステージにはいくことができないだろう。
オプティム
— しょう@大学卒業できるかな (@show1225x) 2014, 11月 5
オプティム完全に出遅れたので買うの辞めた。つぶやいてる暇じゃなかった。アホか。
— しょう@大学卒業できるかな (@show1225x) 2014, 11月 5
オプティム(12:45~)
オプティムがあがると、それに連動してFFRIに引火。
FFRI(13:10~)
さらに、サイバーダイン(もう一段高)やトレックス・セミコンダクターにも続々と引火。この日は新興銘柄祭りで終了。
サイバーダイン(13:25~)
トレックス・セミコンダクター(14:10~)
翌日11/6も寄りからミクシィやブロッコリー、トレックス・セミコンダクターが高く、上場来最高値を更新。上昇傾向で調子の良い「本流」はやはり値上がりの勢いが強い。
トレックス・セミコンダクター
新興銘柄祭りは後場の大口による投げ売り反落で落ち着いたものの、まだまだ明日(11/7)も活気づくかもしれない。新興銘柄は反落後も下げ止まり、引けにかけて株価が回復基調にあったためだ。そして何より明日は本流中の本流、ミクシィの決算が待っている。明日のミクシィが良く、値上がり材料になるなら週明けも新興銘柄が盛り上がりそうだ。織り込み済みとみなされ株価低迷なら、また他の銘柄群に資金が流れていくのだろう。
相場ではこのような資金循環が度々起こり、ある特定の銘柄「群」が上昇する。普通の相場でもこれは起きるが、特に今のような全面上昇トレンドにおいては、ほぼ確実に起きるといえよう。デイトレーダー、スイングトレーダーとしてはこうした予期しやすいイージー案件を取りこぼしてはいけない。多少心配でも半日~1,2日の握力があれば莫大な利益を得られるのだろう。資金循環、相場全体が上昇傾向の時は強く意識していきたいと強く誓う。
しょう