RPGとしてのトレード、勘を飼いならすこと。崩れかけた型を直すためのメモ。
最近相場を張っていて「型」が崩れてきたというか、身体をうまく動かせていない感覚がつきまとっていて、実際機会を見逃してばかりで全く資産が増えない状態だった。そして昨日ついに機会を逃すどころか普段やらないトレードをして一発で大損をしてしまった。これはマズイと思って心の整理をすることにした。
トレードはロールプレイングゲームである
「トレードとは○○である」という意見は色々あるけれど、自分にとってトレードはRPGだ。
- 相手は有限のパターンの組み合わせで戦ってくる
- 自分は使える技の種類と技の習熟度を上げることでレベルアップする
- 相手の戦略を読んで適当な技(あるいはその組合せ)を選択してお金を奪取する
もっとしなやかに、格ゲーのようにトレードをプレーする人もいるだろうけれど、頭の回転が遅い自分にとってはこのようにRPGとして捉えるのが合っている。
なお、「レベルを上げて物理で殴る」は巨大な資金で浮動株を吸収したり、買い上がったりする行為が該当するだろう。
トレードはRPGなので、習得していない技は本来使えないし、使おうとしても「(からだが)いうことをきかない」で相手のターンになってダメージを受ける。あるいは相手に効かない技を使っても「こうかがないみたいだ…」で撃ち返される。自分は今どの技を使えて、この時この相手ならどの技を使うのが有効なのかをわきまえてトレードする必要がある。もちろん新しい技にチャレンジすることは重要だが、勉強やトライアルなしにいきなり本番で使ってはいけない。あくまでアルファがあることが確認できてから使うべきだ。
勘を飼い慣らす
以上のように、使い慣れた技を作戦をねって計画的に実行しながらも、細かい執行のタイミングは自分の勘を信じたい。過去の記録をたどっても、「計画的なトレードの最終執行に限っては」勘エントリー/エグジットがベストタイミングになることがほとんどだ。逆にここを勘で行えなければタイミングを逃して乗れずに憂き目を見ることになる。
しかし、この「勘」というのがやっかいなのだ。最終執行を勘で行うものだから、だんだん「勘で全部いけるじゃないか」と脳みそが解釈して、技の作法を飛ばして直感トレードをし始めたり、思いつきを過信してトレードしはじめたりしてしまうのだ。勘の侵蝕。自分の型崩れの原因はこれであったと考えている。勘は頑強な基礎の上において成立する。
ちなみに、シンガポールへ移って日米両市場+アイデア次第で世界中どこへでもなトレードを始めてから人間的な生活ができておりません。20代を捨てに行ってます。よくない。
付録
今の技(アルファが確認されている)
→本番で利用しながら継続的に熟練度の向上を図る
今後身につけたい技
- テーマ株トレード
- セクター内比較トレード
- 一部昇格トレード
- 優待意識トレード
→空いた時間で調査研究、バックテスト、トライアルをして身につける
一度身につけたが選択と集中で「わすれた」ことにする技
- 板・テクニカル・ファンダ・地合い総合デイトレード
しょう