しょうの自由帳

自由に生きる人のライフログにしようと試みるも書けないことが多すぎて企画倒れ

理想のトレードと現状

ちょっと抽象的な話。

理想のトレード

僕にとっての理想のトレードは安く寄ったJCOMをみて資産の半分を突っ込めるトレード(BNF氏)であり、ここぞという大相場の前兆を見極め一気に勝負するトレード(cis氏)であり、追加金融緩和に備えてバスケット注文を用意していざというときに全力買いするトレード(RING氏)であり、IPOに"絞って"大金を投入しあのボラティリティに耐えて利確を待つことのできるトレード(ほいみん氏)である。

要するに「簡単な機会だけを取る」トレードだ。負けたくないトレードともいえる。普段は効率的な市場が見せる一瞬の歪みを見つけて勝率の高いトレードをする。デイ、スイング、中長期、関係なしで「効率的市場の歪みである」ということを論理的に示せる機会をひたすら待ち/探し、そこを一点集中で突く。一般にトレード収益を左右する要素は

候補機会の発見数☓機会への着手率☓トレード執行力☓ロット☓(機会の成功率☓期待利益)

である。日々経験を積んで振り返り、「これだ!」と思える機会を増やし(発見数)、それをできるだけ漏れなく(着手率)正確に(執行力)、そして大胆に、あるいは適量で(ロット)勝負する。こうして利益を積んでゆく。

「簡単な機械だけを取る」スタイルの場合、「機会」とは【最大期待利益>最大損失額】かつ【「これはいける」ととびきり自信が持てる】トレード機会である。ゆえに()で囲まれた要素(機会の成功率と期待利益)は外部要因となる。なぜならこのスタイルでは「これは100%いける」と少なくとも自分の中でとびきりの自信が持てる機会にしかいかないし、逆にとびきりの自信があるならどんな小さな利益でも(判断ミスによる最大損失額が最大期待利益を上回らない限り)取りに行くためだ。ここは機械的・固定的なのだ。

では自分でコントロールできる内部要因(()で囲まれていない要素)はどのように磨くのだろうか。機会の発見は日々の学習、振り返り、過去のプライスリアクションの考察から増やすことができる。定石を沢山ストックしたり、日々情報収集して推論するイメージだ。機会への着手率はトレードアイデアや執行予定を忘れないようにメモすることから始まり、地合いを読んでどの機会に着手すべきか考える部分も含むと考える。最もアーティスティックな部分だ。トレード執行力は適切なポイントでエントリーし適切なポイントで利食い/損切りする技術を指し、これは基本知識と実践演習で磨く。ロットの調整は最大損失額から逆算するのが良いのだろう。

 

現状

現状のボトルネックは実は「機会への着手率」である。機会を見つけたりトレード執行力を磨いたりするのはあまり困っていない。やるべきことがはっきりしているので時間をかければ当面は成長できる見込みがある。ロット調整も慣れてきた。やはりいちばんの問題は「機会への着手率」、中でも地合い読みと機会選択の部分だ(準備し忘れとかおっちょこちょいのミスも非常に多いがある程度は仕方ないし日々反省すれば減らせる)。

候補機会は数あれど、これらは地合いと噛み合って初めて確信の持てる機会となる。これを外すと取るべき機会を敬遠したり、更には取るべきでない選択をしてしまうことになる。自分のスタイルは確度の強い少数の機会に大きくかけるから、一度タイミングを逃してしまうと次ピースが噛み合うまで何もできず大きな機会損失を被ることになっる。2月、3月の不調はすべてこれで説明がつくから本当に難題だ。地合い読みの精度を上げるために情報収集の範囲と選び方(どこでどの情報を参照すべきか)をもっと工夫しなければならない。「これをすればカイゼンする」というタスクレベルにまで落とし込めていないので色々試すしかない。もちろん、直感を意識することも忘れない(

【株の反省】演繹と帰納の話、論理的に考え直感的に投資する話 - しょうの自由帳

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