しょうの自由帳

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【株の反省】金融緩和、黒田日銀バズーカ砲2(2014/10/31)【アコム】

場中の話

他にも色々ドンパチしたが、メインディッシュはなんといっても金融緩和。13:45、突然約上件数急上昇、アラートが更新されまくったので何事かと思い日経225の指数を見る。

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正直目を疑った。一瞬にしてチャートの値幅単位が変わり、右端にタワーが立っている。「バグか」と思ったがどうやら本当に騰がっているらしい。この時点で僕は負けていた。まず、今日金融緩和が発表される可能性があることを知らなかった。中小型株のスイングばかりしていたから、ニュースや翌日の地合いの読みは全て事後対応だった。すなわち、「今日は○○なニュースがでるかもしれない、でたら××しよう」ではなく、「今日は○○なニュースがでた、だから明日は××しよう」という思考回路だった。

次に、金融緩和の影響力を舐めていた。もし追加金融緩和があったらどのような地合いになるか、想像さえしていなかった。もちろん株価にはプラスなのだろうが、ここまで敏感に反応するとは思っていなかったのだ。だから平気で個人的オワコン証券である光世証券を3,000株くらい空売りしていたし、金融緩和発表後も「どうせイナゴ買いだろ」と放置。光世証券もまたすぐ下がると踏んでいた。

しかし、どうやらTwitterのタイムラインを見ていると様子がおかしい。全力買いの嵐、金融、不動産系の株価はバク上げらしい。確かに普段確認すらしない金融系の銘柄が急騰している。これでもまだ疑っていた「どうせイナゴ買いだろ」と。だが日経平均は騰がり続けた。タイムラインも以前「買い」の嵐。

 

確かに、金融系は暴騰している。個人的にはもう行き過ぎている感があったので渋っていた。とりあえず不安なので光世証券損切りで買戻し、「この損失はどこかで埋めなければ」と出遅れ銘柄があれば買う意気込みで金融系銘柄を漁っていた。そこでこのツイート。

 

確認してみるとアコム出遅れ感あり!普段なら1,000株しか買わなかったであろうところを、「踊らにゃそんそん」に勇気づけられて10,000株で購入@364円。ただ、これでも遅かった。毎度のごとく「ちょっと様子見てから」の精神で350円台は完全スルーしていたので、それだけでも10万円の機会損失(昨日もオンコセラピーを同様の理由で全力空売りできず大きな機械損失をした)。

 

ここからは含み益が数分で増大。しかも伸びが衰えない。「これは400円台までいく」と踏んで10,000株追加発注@378円、のつもりがネット回線が遅く反応が悪かったのでついダブルクリック。20,000株追加購入@378~379円。
しかも購入した瞬間に一旦押しが入り、一時株価は373円をつけ、まさかの含み損。この時点で14:40。引けも近く、利益確定売りが怖い時期。どうしよう、売りたい。一方でこんな声も聞こえていた。

 

ここは本当に迷った。この祭りが翌週以降も続くのかと。なら持ち越すべきかと。しかし、最終的に相場で信じられるのは自分のみ、まずはスタンスを決めるべく冷静になるべきだと考えた。そこでとりあえず380円で全額指値売り注文。全部約定、約20万円の利益。どうせ利益確定売りで引けはもう少し安くなってしまうだろうから、持ち越すスタンスなら引けで買い直すべきと踏んだ。

 

14:45。残り15分。しかしスタンスは決まらない。1. 週明けに出遅れた外国投資家の買いがあるか、2. 空売りの踏み上げがあるかなど思考を巡らす。1. についてはないとの意見をTwitterで頂く。

 

ならばあとは2.の踏み上げだけが需要かと考えるも、「いやもう十分踏み上げられている。十分すぎる加熱だ。明日は調整で下がるだろう。」と個別銘柄のPER水準などを見て結論付ける。「これで全力外して翌週GDなら大損失、目も当てられない」という思いもあって結局持ち越しはしないことにした

 

引け後の話

引け後、金融緩和の影響力について調べる。まず再確認したのは「なぜ金融系、不動産系が買われるか」。これはバンクで言えば国債購入から運用資金が生まれること、ノンバンクや不動産でいえば利率が下がり、かつ市場にマネーが供給されるので利益率と売上高ともにアップすることなど。確かにそうだ。「だがこの程度ならすぐ織り込まれるのでは」。そう、理由を知ったところで値動きが一瞬なのか、数日なのか、果ては数週間、数ヶ月のトレンドになるのかはわからない。もっとも正確な答えを知っているのは市場である、ということで昨年2013年4月4日-自分がまだ株をやっていなかった頃-のアベノミクス異次元の金融緩和が決定された日とその後のチャートを見る。「アゲアゲやんけー!」。数週間のトレンドでアゲアゲだった。そしてもっとも気になる翌日4月5日については、GU(ただし上髭陰線で安値引け)。

 

どうやら去年の相場によると持ち越しが正解だったらしい。今回は追加の緩和だからトレンドとしての上げ幅は去年ほどではないだろうし、週明けの寄りに関しても去年の安値引けを踏んで売り方の踏み上げも弱気だろう。だが、冷静に考えると翌週GUは既定路線だ。そして事実、Twitterの先輩投資家の方々の多くが持ち越しを選択している。

 

なにからなにまで自分の予習不足、勉強不足。利益は出たけれど大敗北だ。本当に大敗北。悲しくなった。

 

まとめ

1. Twitter、先輩投資家に感謝
今回Twitterがなければ光世証券持ち越し、アコム買わないのダブルパンチで大損していただろう。Twitter、そして先輩投資家の方々には本当に助けられた。今日は頼りきりだった。僕は株を初めてまだ4ヶ月、今後未知の相場ばかりだろう。そこで役に立つのは先輩投資家の意見であり、それはTwitterのタイムラインから得られる。日本は景気悪いから米国株投資を考えたこともあったけど、やはり(中長期投資でなく短期売買に関しては)日本市場にとどまりたい最大の理由はTwitterの投資クラスタがあるからである。

 

2. 情報の重要性
Twitterだけに限らなず、情報の重要性をひしひしと感じた。つい2週間前にモニタを増設した(しょうのトレード環境(モニタ、PC、回線、デスク、椅子、口座、ツールなど) - しょうの自由帳)のだが、そのおかげで状況の変化を瞬時に察知し、今何が起こっているのかを分析し始めることができた。今までのように携帯一画面とか、ノートPC一台とかのままだったら全く何もわからず終わっていただろう。

 

3. 勉強と日頃の情報収集の重要性
これはいわずもがな。

 

4. 直感を信じることと思い切りの必要性
4ヶ月の株経験だが、極短期の需給であればそれなりに直感的に判断できるようになってきた。昨日のオンコセラピーの空売りやミクシイのリバ取り、今日のアコムの買いや前場のオプティムの買いなど、全て「もう少し様子を見よう」で機を逃し、自分を不利な状況に置いていた。後追いはダメだ。初動を捉えなければならない。だからしっかりと考えるのはあとにしよう。まずは直感で買って、あとからきちんと間違いが判明したらすぐ損切りすればよい。そんなに損は大きくならず、むしろ初動をとれた場合の利益の方が期待値的に大きいはずだ。直感に身を委ねるのは怖いが、やるしかない。

 

5. デイトレの可能性
 瞬発的な動作は子供の頃から苦手だった。とっさに判断しようとしたり、イレギュラーが発生してしまうと本当に思考停止してしまい、対応できないのだ。これは今も変わらない。実際以前デイトレをしていた頃は精神的に辛かったし、勝てるわけでもなく、儲けはあまりなかった。だからスイングトレードをしていた。スイングトレードなら引け後にたっぷり考える時間があるし、場中のとっさの判断も少ない。
しかし、最近は特に長短期のスパンで直感の精度が高まっている(1日先よりも10秒先の方が予想しやすいので当然だが)。だとすれば、500万円で沢山の銘柄に投資して明日5~10%上がるのに賭けるより、500万円で少数の銘柄を数分後に0.1~0.5%上がるのに賭ける方が割が良いのではないか。あとは思考停止癖を治すだけ。今まで自分は「弱点は直してもしかたない。強みを活かせるところで勝負すべきだ。」と考えていたけれど、1個だけ、それも単純な弱みならたまには治そうとしてもよいのではないか、そういう考えが生まれ始めている。また、今日数分間で数十万円稼ぐ興奮、血の騒ぎを覚えてしまったのも厄介だ。
今後は、デイトレの可能性も模索していきたい。スイングは引き続き行いながらも、特定の銘柄をひたすら監視して値動きのクセを読み、直感の精度を上げる。そして従来の数百円、数十円でなく、数円の値幅をとっていく。代わりに数百株ではなく数千~数万株単位で売買していく。

 

長くなったが、これでもまだまだ書ききれていないことが多い。今日は本当に勉強になった1日だった。これを学びとして吸収し、さらに強くなった自分を想像するとワクワクが止まらない。まだまだ、強くなれる。

 

しょう