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しょうの自由帳

自由に生きる人のライフログにしようと試みるも書けないことが多すぎて企画倒れ

【株の反省】ミクシイ好決算は予想できた(2014/8/8)

前日から引き続きソーシャルゲーム銘柄のバブルが弾けて暴落していた8/8の取引終了後、ミクシイの第一四半期決算が発表された。モンスターストライク(以下モンスト)の快進撃により、売上急増、経常利益+46.3億円と発表された。従来の通期目標100億円の半分を四半期で稼ぎ出し、通期目標を上方修正して据え置き(予測不能)とした。「予想外」の好業績に週明けから2営業日連続ストップ高、急落していた株価を全部取り戻してみせた。

しかし、今になって冷静に考えると、今回の好業績は決して「予想外」ではなく、むしろ他の企業よりも容易に予想できたのではないかと思う。ではどうすればよかったのか。

2014/5/14に発表された決算説明会資料を見てみよう。まずは下図の5ページの売上高(四半期推移)。FY2013の3Qに突如出現したコンテンツ事業(緑の領域)が急激に伸びているのがわかる。資料では「『モンスターストライク』等」と書かれているが、ほぼ全部モンストが寄与しているだろう。

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特に2014年1~3月(FY2013の4Q)に着目してみよう。1~3月の各月の売上高はいかほどか。ここで、新規ユーザーが新しいゲームに「遊び慣れる」までDL後平均2週間かかり、それ以降に課金を始めると仮定しよう。そして下図のユーザー数推移を見てみよう。これらから推測すると、1月の「遊び慣れた」ユーザー数は約100万人(=12月半ば~1月半ばの利用者中央値)、2月は約250万人(同様)、3月は約350万人(同様)だ。ここから1~3月のコンテンツ売上31億円を比例配分すると、1月4.4億円、2月11億円、3月15.5億円だ。同じ調子で考えると4月21億円、5月27億円、6月33億円となり、これらを足し合わせると81億円になる。実際には顧客あたりの課金単価が上がっているだろうから、最終的なFY2014の1Qのモンスト売上予想は85~90億円くらいか。実際に発表された四半期決算を見てみると、モンスト事業の売上は100億円。ゲームない課金だけでなく、グッズや関連商品の販売を始めた分、売上が更に伸び、100億円の大台に乗ったのだろう。

 

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とにもかくにも、85億~90億円という予想が立つだけでも十分だ(前期比約3倍)。ソーシャルゲームの性質上、販管費や原価は予算をふんだんに使っても2倍くらいだろう。どう考えても急回復、爆益だ。ソーシャルゲーム業界は透明性が高いので、こんな簡単な分析でも高精度で決算が予想できる。

確かに8/8は不安要素しかない相場だった。ソーシャルゲームバブルが弾け、市場全体も下降局面にあり、決算月、金曜日。最悪だ。けれど、そんな中でも上記のような冷静であるいみ当然の分析をして、爆益を上げた人もいるのではないだろうか。僕はそれができなかったので猛省中だ。

 

しょう

 

追記:実際の四半期売上

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