しょうの自由帳

自由に生きる人のライフログにしようと試みるも書けないことが多すぎて企画倒れ

スマホ時代の楽しくて効果的な語学学習。Duolingo、Anki、東外大言語モジュールではじめてのポルトガル語を学ぶ。

僕は来年にブラジル留学予定で、現在ポルトガル語をちょっとずつ学習中。自分が初めて語学(英語)を学び始めた時とは学習環境が全く違っているのに驚いたので、記しておく。

 

ちょっと前までの語学学習

教科書を買って基本的な文法、単語を覚えていく。初期は単語帳を、中期は電子辞書を多用しながら語彙を広げていく。教科書付属のCD教材の音源を聞いてリスニング。シャドーイングでスピーキング力を鍛えていく。ここでの使用ツールと費用に注目したい。スマホは一切出てこず、強いて言えば電子辞書。費用はものすごく高くつく。教科書、単語帳、その他教材数冊、電子辞書、計数万円はする。レベルアップに応じて買い足すことも必要だ。

 

現在の語学学習

全てスマホで済ませる。プラットフォームがスマホだから、僕みたいなスマホ中毒には持ってこいだ。休み時間、スキマ時間、就業後、寝る前に教科書は開きたくなくても、スマホはついつい見てしまう。見たついでに、「ポ語(ポルトガル語)やるか」となっていつのまにか学習している。しかもゲーム感覚で楽しい!1か月後、細かい学習時間が積もって結構な学習量担っていることに気づく。費用は無料~数千円。これで文法、読解、単語、リスニング、全てカバーできる。

 

Duolingo

スマホ語学学習の基礎はDuolingo(https://www.duolingo.com/)に任せている。無料の語学学習アプリで、ポルトガル語版でも超初級~中級まで75テーマを学習できる。以下に簡単な説明を書くけれど、とりあえず無料なのでまずはインストールして使ってみてほしい。

このアプリでは、あるテーマについて単語や文章の意味を母語で答える問題、母語→学習語に訳す問題、聞き取り問題、選択問題など、多面的に学習できる。機会音声の発音や例文に若干の違和感を感じるものの、無料にしては相当良く出来ていて、しかも楽しい。スマホでゲームをする感覚でスルスルと内容が身についてしまう(1つのレッスンで4回間違えたらゲームオーバー)。1つのコースを終えると、復習用のレッスンが用意され、間違い率の高かった内容を定着させることができる。復習用のレッスンについては、定期的にもう一度やるよう催促されるので、定着率は更に高まる。

 

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ポルトガル語のテーマ選択画面(これは英語版だけれど、日本語版もある)。各テーマ2~3のレッスンと復習用のレッスンからなる。完了するとゲージがMAXになるが、一定期間が過ぎるとゲージが自動的に減り、復習を促してくれる。

 

 

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実際のレッスン画面。各レッスン十数個の問題からなる(現在2問目、クリアすると緑色のゲージが貯まる)。今回の問題は文を読み聴きして母語の単語を選んで訳す問題。問題を間違えるとハートが減っていき、ハート0の状態で間違えるとゲームオーバー。もし単語の意味がわからなければ、その単語に触れるとヘルプが表示される。

 

学習モード(Learn)に飽きたら、実践モード(Practice)も用意されている。ここでは今まで学習してきた様々なテーマについて、他の学習者やアプリのボットなどと対戦型の学習ができる。時間制限が結構シビアで、楽しい。

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Practiceモード

 

Anki

Anki(http://ankisrs.net/)とは、電子フラッシュカード(暗記カード)だ。PC版は無料だけれど、スマホ版は有料。でもこれだけのお金を払う価値はあると思う。

こいつはただのフラッシュカードではなくて、多機能だ。自分でも使いこなせていないが、とにかく自由度が高い。音声や画像を登録できるし、単にカードの裏表を応えるだけでなく、穴埋めのような問題を作ることもできる。

 

問題画面

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問題-回答画面(タップ後)

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学習方法は単純。問題が出てきたら、答えを頭に浮かべてから画面をタップ。すると答えが表示されるので、間違えたら赤の領域、正解だったら緑の領域をタップする。すると正誤が記録され、次の問題へ。ポンポンとタップするだけでカードがめくれていき、非常に効率よく、飽きずに学習できる。

一日に無限に学習するのではなく、設定した学習量(カード枚数)に一日の学習を制限してくれるのもなかなか良い。問題の正誤は記録され、忘却曲線に沿って忘れた頃に再度出題される。なので定着率も高い。

問題や問題集(デッキ)は自分で作ることもできるが、オンライン上に既成の問題集(共有デッキ)もストックされていて、ダウンロードして使うことができる(どの言語もなかなか充実していてオススメ)。僕は上記のDuolingoやその他学習中に遭遇した未知の単語の意味をググって調べ、Ankiにその単語と英訳(和訳)を記録している。また、良さ気な既成デッキをダウンロードして使っている。

 

デッキ選択画面。たとえば "Brazilian Portuguese Ultimate" は共有(既成)デッキ。"Portuguese"は自家製デッキ。

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共有デッキのダウンロード画面(ポルトガル語学習)。好きなデッキをダウンロードして使うことができる。

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なお、問題集(デッキ)はPC⇔Anki Web⇔スマホで同期できるので、PCで登録した一気に問題をスマホでスキマ時間を用いて学習することも可能だ。

 

東外大言語モジュール

東京外国語大学の語学学習ツールhttp://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/)。様々な言語について、発音、会話、文法、語彙を本格的に学習することができる。まず驚かされるのが学べる言語の多さ。これだけあれば大抵の人は困らない。

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そしてお目当ての言語をクリックして進むと、モジュールの充実度に驚かされる。ポルトガル語は結構マイナーな学習言語だけれども、それでもこれだけ充実していて感動してしまう。

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次に学習したいモジュールを選択して、学習開始。ここでも情報の充実度に驚かされる。教科書にかかれているような内容に加え、実際の音声も聞けるし、動画も用意されている。至れり尽くせりだ。これを全てこなせばかなりレベルアップできるだろう。

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分からない単語や単語の活用形、文法に遭遇した時

ググりましょう。検索すればすぐに訳語が出てくるし、文法を解説しているお手軽なページも無数に存在する。単語をググった時のオススメは、その訳語を見るだけでなく、画像検索もしてみること。そうすると、イメージとして単語の意味がわかるし、訳語だけでは伝わらない細かいニュアンスも理解できる。調べた単語はAnkiに記録すればOK。

 

以上、これらが全てスマホで出来てしまう。費用はAnkiの購入に掛かった2,500円(とスマホの通信費)のみ。スキマ時間でゲーム感覚で学習。ほんとうに便利な時代になったよなあ。

 

Fun It!

しょう