ブラジル留学準備:ブラジル事業への第一歩となる決定的ランチ
ブラジルに決めかけていた頃
3月末日。ブラジルの友人が東京に来て、ランチに誘われた。いつもきまってそう。良さ気なタイミングで良さ気な誘いが降ってくる。いや、いつもチャンスはあるけれど、それを「ほしい」と思ったときにアンテナの感度が高まって、チャンスが可視化される。あとは(時に少しの勇気を振り絞って)一歩踏み出すだけ。今回は留学先として本当にブラジルが妥当かどうか、自分の仮説をぶつけて精度を高める絶好のチャンス。出来る限り予備知識を仕入れていざ参らん。
正しかった仮説
- 涼しい時もあるけれど基本暑い。とはいえ日本の夏ほどは暑くない。
- ラテン系の文化
- 国際関係良好
- レアルのボラティリティ大変というイメージがあるけれど、今は割合安定している
- GDP成長率だけで見ると芳しくない成績だが、未活用資源が豊富で改善余地も多く、長期的には経済良好
- 日本人は経済的に主要な立場にあり、かつ信頼されている
- (ポルトガル語でもネイティブイングリッシュでもなく)ブロークンイングリッシュで仕事ができる
- 一般的イメージよりも先進国で、スマホもタブレットも流行っている
間違っていた仮説
- 意外と治安が悪い。スマホ見ながら外歩くとかありえない。夜で歩くのも避けるべき
- (国土が肥沃にもかかわらず)野菜を食べる文化がなかった。日本人が移住して農業を始めてから摂取量が増えてきた。従って今も野菜摂取量が多くはない
- 天気が予想できず、突然雨が降ったり止んだりする
- 日本人は信頼されているが、日本文化は廃れ気味で日本語話者も少ない。日系3世、4世はほぼ完全に現地に同化している
- 人気のあったルーラ政権を引き継いだルセフ政権の人気は危うい。政権交代もありうる。さらに彼女は少し共産主義的な思想を持っている
- 税金が高いため、意外と物価が高い
治安、食文化、政権、物価は移住を考える上でかなり大きな障壁である。しかしここで、もう一つ予想を裏切る事実を知った。友人は自分が思っていたよりも有力な知り合いを沢山抱えていること、彼の兄は現地で何度か起業して最近軌道に乗り始めていること。彼の助けを借りれば凄くオモシロイことができるかもしれない。それは自分のためにも彼のためにもなりそうだ。決まった。ブラジル、行ってみよう。
翌日。エイプリルフールのネタと疑われる懸念を抱きながら、彼にメッセージを送った。
しょう「あの後色々調べてみたけれど、やっぱりブラジル面白そうだから、奨学金申請してブラジル行きます!」
友人「なるほど!全力でサポートしまーす(笑」
ほんとうに、友人の献身的な対応に感動。本当にありがとう。
よし、さしあたりのゴールは決まった。一度決めたら動くのみ。まずは奨学金と留学の申請期限が1週間を切っている。急いで留学前、留学中のプラン固めて申請書作りながら、期限延長を交渉せねば。動け、動け、動け!今まで止まっていた分エネルギーはありあまっている!!
I Cannot Appreciate You Too Much, Bro!!
しょう