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しょうの自由帳

自由に生きる人のライフログにしようと試みるも書けないことが多すぎて企画倒れ

はじめてのクラブナンパ。あの頃はまだ勇気がなかった。その1

電車内での声掛けを経験した後も、苦しみ続けた。声掛けなんて恥ずかしくてできやしない。本能的に無理だ。そこで手を出したのがクラブ。クラブではナンパが盛んで、ナンパ待ちの子も多いらしい。だから行ってみた。以前無理やり行かされた六本木のクラブ「Vanity」の後釜「V2」と自転車圏内渋谷にある「Camelot」。

 

どちらのクラブもナンパの嵐だ。多くの男は女性に声をかけに来ている。女性もナンパには慣れているようで、ダンス目的の常連は男を徹底的に突き放し、他は気に入った人がいれば付いていく。ここまで雰囲気が整っていたら、さすがの自分でも声をかけられた。

 

「楽しんでる?」

「よく来るの?」

「名前は?」

「暇そうだね。」

 

今から考えると本当にどうしようもない会話の初め方。そして一問一答形式だから質問し続けないといけないし、応え続ける相手も疲弊させてしまう。最初は笑顔だった子も、だんだんつまらなくなってきたようで、離れていってしまう。たまに偶然話題が噛みあうこともあって、メアド交換してみたり、「陸上部だったの?じゃあ太ももの筋肉とか凄いの?」とかいって会話の中でさり気なく太ももを触ってみたり。しょうもない会話。でも、当時の僕には満足だった。フツーに何度か通えばすぐに彼女くらいできると思っていた。

 

そんなとき、自分の隣で不穏な空気。僕から見てもキモイ男性が可愛らしい女性をしつこく口説いている。女性は何度か居場所や席を変えるけれど、男性はしつこく追い回す。何度か席を回った後、僕が座っていた席の隣に再びやってきた。「しつこい男がいて大変ですね」なんて声をかけてみる。

少し話しているうちにまたあの男。チキンな僕は席を外して男の侵入を許す。なんたる失態!僕はここまでチキンなのか!!

 

「俺の女に手を出すなよ。さ、ここはあれだし外行こうぜ。」

 

とかいって格好良く連出しはできたはずだ。そうでなくても彼女を守ることはできたはず。それなのになぜ、あんなださい男に怖気づく??街で声がかけられないのと同様に、僕には勇気がないことが身にしみて分かった。結局クラブで声掛けができるのも、「みんなナンパしているから俺もナンパできる」みたいなフォロワー臆病者精神があるからだ。女の子と話せた喜びと共に、危機感も高まっていった。案の定、そんなダサい僕の誘いに後日乗ってきてくれる女の子はおらず、もらった連絡先はアドレス帳のノイズと化した。

 

A Chicken Boy

しょう